30代の平均の貯蓄額っていくらくらい?30代単身者の金融資産保有額は令和2年度の平均327万円から606万円に増えました。この調査での金融資産とは現金預金株式債権投資信託生命保険商品券や小切手を指しています。これは株式、債券価格の上昇により、これらの評価額が増加したことが考えられるでしょう。総数金融資産なし~100万円100~200万円未満200~300万300~500万500~700万700~1000万1000万~2000万2000万以上無回答平均中央値358件36%18%7%6%7%6%7%6%5%3%606万円56万円参照:「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」 一方で、金融資産を保有していない割合は3割以上います。つまり金融資産を保有している人としていない人との格差が拡大していることが分かります。男女別の平均貯蓄額総務省統計局のデータ(2019年)によると、30代男女別の貯蓄額は男性:441万円女性:362万円となっております。男性のほうが比較的貯蓄を多く持っているように見えますが、婚姻している場合には共用の口座を男性名義で作成している場合などもございますので、あくまで参考程度にみてください。世帯別の貯蓄額次に30代の世帯別の貯蓄額を見ていきます。30代の2人以上世帯金融資産保有額の平均は752万円、中央値は238万円です。総数金融資産なし~100万円100~200万円未満200~300万300~500万500~700万700~1000万1000万~2000万2000万以上無回答平均中央値704件23%12%10%7%11%9%7%11%6%4%752万円238万円先述した単身者と比べ、2人以上世帯の貯蓄額の方が高いですね。このことから、単身者より今後発生するであろう子育てやマイホームの購入などの出費に備え、貯蓄をしておかないといけないという意識がうかがえます。貯蓄ゼロの割合先ほどの表より単身者の36%、2人以上世帯では22.7%の割合で貯蓄を全くしていないということがわかります。30代の平均年収はいくら?doda の最新年収情報によると2021年の30代の平均年収は前年より7万円低い437万でした。ここでは男女別・世帯別に分けて30代の平均年収についてみていきたいと思います。男女別の平均年収30代になると経験を積み、多くの仕事を任される年齢になってくるので、それに伴い収入が上がってくるでしょう。下の表を見ていただくと、男性は30歳前半~後半にかけて約100万弱年収が上がっています。男性と比較し女性の方は年収及び30代前半~後半にかけての金額の幅が低いことがわかります。これは30代に結婚や出産によって退職や休職する方が多いことが理由に挙げられます。年齢全体男性女性30歳407万円435万円365万円31歳416万円447万円369万円32歳425万円457万円373万円33歳433万円469万円374万円34歳441万円478万円378万円35歳450万円488万円387万円36歳463万円505万円395万円37歳465万円509万円394万円38歳471万円518万円395万円39歳474万円528万円390万円平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】より引用 世帯別の平均年収では次に世帯別の平均年収を見ていきましょう。共働きの夫婦総務省が公表する「家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)」によると、夫婦共働きの場合における、1ヵ月あたりの平均実収入は683,125円です。片働きの夫婦総務省の「家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)」を参照すると、夫婦二人で専業主婦(夫)がいる場合の、1ヵ月あたりの平均実収入は606,477円となっています。30代の理想の貯蓄額は?30代は様々なライフイベントが起こると想定されますが、実際それらのイベントがいくらかかってくるのか分からないと貯金額もいくらがベストか把握できませんよね。ここでは各イベントごとの平均費用を紹介していきますので是非参考にしてみてください。ライフイベントを見据えて貯蓄しよう結婚費用結婚にかかるお金は婚約、結婚式、ハネムーンと大きく分けて3つあります。婚約にかかる費用婚約指輪の平均価格は35万円*結婚指輪の平均価格は2つで25.4万円*となっています。*ゼクシィ結婚トレンド調査2019」「ゼクシィ新生活準備調査2016」より引用 結婚式にかかる費用結婚式と披露宴合わせて292.3万円*かかります。ただ、ご祝儀の平均額が168.8万円のため、カップルの自己負担額の平均は143.7万円です。またご祝儀の他にも会社からの慶弔金や地方自治体からの給付金があり、自己負担額をさらに下げることができるかも知れないので、結婚する際に確認しておきましょう。*ゼクシィ結婚トレンド調査2021全国版より引用 ハネムーンにかかる費用新婚旅行の平均費用は50.7万円*です。ただ行き先が海外の場合は66.2万円*で行き先によって金額が大きく左右されます。*結婚スタイルマガジンより引用 妊娠・出産費用病院や入院する部屋の種類、分娩方法によって金額は変わってきますが、平均値としては40~50万と言われています。そしてその費用は全額自己負担です。(正常分娩の場合)しかし、出産育児一時金は子ども1人につき一律42万円支給されます。また出産育児一時金以外にも各自治体から妊婦検診で使用する無料券や補助券が配布されたり、奥さんが出産後も同じ職場で働かれるなら、出産手当金と育児休業給付金を受給することが出来ますので確認しておきましょう。 30代が効率的に貯蓄をするためにここまで読めば早くから貯金を始める必要性が分かってきましたよね。ではお金をどこに置いておけば効率的に貯蓄ができるかを考えていきましょう。・銀行・証券・保険で分けよう銀行・証券・保険に目的を分けてお金を置いておくことが重要です。例えば直近で使うお金は流動性の高い銀行に貯めていきましょう。そして老後資金といった長期で貯めていくお金は若さを味方に積立型の保険や投資信託で運用していきましょう。このようにどれか1つにお金を預けるのではなく、それぞれの強味や弱みを理解し、目的別に貯蓄することがベストと言われています。まとめここまで30代の平均貯蓄額や30代でかかってくる費用について解説してきました。30代のライフイベントにかかる費用はどれも高額ですが、会社や各自治体から支給されるものもありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。また効率的な貯蓄方法についても解説しましたが、家族構成や年収によってお金の預け先の配分も変わってきます。ご自身で考えるのも良いですが、判断に迷ってしまった時は知識豊富なプロに相談してみるのもいいでしょう。 「まずは気軽にお金のことを相談してみたい!」という方にお勧めなのが、MoneypediaのオンラインFP相談サービスです。保険やライフプランをはじめとするお金のことをいつでも・どこでも・気軽に・何度でも専門家に相談することが出来ます。まずは一度、ご相談されてみてはいかがでしょうか。