メットライフ生命のドルスマートSは本当にいいの?FPが徹底解説します!

世界最大手の生命保険会社として知られるメットライフ生命。近年ではスポーツアリーナに名を冠するなど日本国内でも存在感を増しています。 そんなメットライフ生命から発売されている、米国ドル建て保険である【ドルスマートS】。 各種保険ランキングでも上位の常連ですが、実際のところどうなの!?というところをお金のプロであるFPがわかりやすく解説していきます!

メットライフ生命のドルスマートSは本当にいいの?FPが徹底解説します!のイメージ

目次

  1. 1メットライフ生命のドルスマートSとは?
  2. 2ドルスマートSの特徴
  3. 3ドルスマートSのデメリットは何か?
  4. 4ドルスマートSのメリット
  5. 5ドルスマートSで行う資産形成

記事監修者

SYN Group 株式会社
ファイナンシャルアドバイザー
矢野 由紗

メットライフ生命のドルスマートSとは?

積立型の保険の中で、常に人気ランキング上位にある、メットライフ生命のUSドル建終身保険「ドルスマートS」を耳にされた方も多いのではないでしょうか。

ドルスマートSとは、積立利率変動型終身保険といい、USドル建で積立てる終身保険です。下記では、ドルスマートSの特徴について解説します。

ドルスマートSの特徴


ドルスマートSの積立利率は市場金利の変動に応じて毎月変動し、 2.5%が最低保証されています。(2021年1月現在)

また、希望によって低解約返戻金型を選択することも可能です。
低解約返戻金型とは、保険料払込み期間の解約返戻金の水準を低くすることで、通常の終身保険に比べて保険料を割安にした保険です。
つまり、保険料払込期間中に解約すると、通常よりも解約返戻金が下がるというデメリットがある一方で、保険料を低く抑えることができるというメリットがあります。

また、ドルスマートSは、2018年11月に改訂され、改訂前との違いは、三大疾病・介護給付終身保険特約の新設と保険料払込免除特約の適用条件に介護状態が追加された点です。
よって、ドルスマートSは「万が一の時の保障」と「将来のための資産形成」を同時に叶える商品となります。

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ドルスマートSのデメリットは何か?


ドルスマートSを検討する上で、デメリットが気になる方も多いでしょう。特に、元本割れリスクは誰もが気になる点ではないでしょうか。

まず、外貨で積立てるため、為替リスクは避けられません。保険料の支払い、解約返戻金や死亡保険金の受取りを円で支払い、受取る場合、為替レートの影響を受けます。

つまり、解約返戻金、死亡保険金を受取る際の為替レートが円高へ傾いた場合、支払った保険料より受取る金額が下回る可能性があります。また、解約返戻金、死亡保険金を受取る際の為替レートが円安に傾いた場合には、支払った金額に対して受取り金額が増大する可能性があるということです。

将来、保険金を受取る際の為替レートを予想することは、実質不可能です。

プロと相談を重ねながら、支払った保険料に対して解約返戻金の金額が100%を上回るタイミングを加味し、解約のタイミングや死亡保険金、解約返戻金の使用用途を計画的に決めた上で加入を検討するとよいでしょう。

積立利率とは?


また、積立利率2.5%においても注意点があります。

そもそも積立利率とは、契約者が保険会社へ支払う保険料から、契約にかかる諸費用が差し引かれた金額へ適用される金利です。つまり、支払う保険料全額に対してではなく一部に対する利率なため、2.5%で増えるというわけではありません。そもそも終身保険であるため、万が一があり、亡くなった場合には死亡保険金が受取れます。その保障の機能に保険料の一部が費やされています。

利率は変動するため、米国の経済状況が好景気となればより収益が期待できますが、この点を理解した上で払込保険料を下回ることがないよう長期保有を前提に検討することが重要です。

ドルスマートSのメリット


次に、メリットについて解説します。

ドルスマートSのメリットは、円よりも金利水準が高い外貨で運用される点です。
現在の日本の銀行預金では資産はほぼ増えません。現在の日本の各銀行の定期預金金利は、高いところで0.1~0.3%です。そのため、資産形成には自助努力が不可欠となります。

対して、ドルスマートSの積立利率の最低保証は2.5%です。
また、積立利率は先述した通り、毎月変動するためインフレが起こった場合、その分金利が上昇します。金利が上昇すると、受取り金額も増えます。

将来の経済状況を予測することは、難しいものがありますが、そんな中でドルスマートSはインフレの不安を払拭してくれる商品ではないでしょうか。

ドルスマートSは学資の代わりになるの?


教育資金準備というと、学資保険を思い浮かべる方も多いかと思います。

学資保険とドルスマートSを比較すると、学資保険は、契約時に設定したタイミングに予定通りの満期金を受け取れるのに対して、ドルスマートSは、円建で解約返戻金を受取る場合、為替リスクや為替手数料が発生します。

また、積立型の保険を選ぶ上で大事なポイントの一つが返戻率です。
学資保険の返戻率は、高い商品でも110%に満たず、支払った金額と受取る金額がほぼ同額というイメージです。

それと比べてドルスマートSは、早期解約をすると解約返戻金が支払った金額を下回る可能性がありますが、経過年数が長い程、学資保険よりも返戻率が高くなることが期待できます。

つまり、ドルスマートSの損益分岐点をしっかり把握していれば、ドルスマートSは学資保険よりも高い返戻率を期待でき、学資保険の代わりになると言えるでしょう。

損益分岐点について



では、損益分岐点とは何でしょうか?

損益分岐点とは、売上高と費用の金額が丁度等しくなる売上高、費販売数量を指し、元は管理会計上の概念です。

外貨建保険では、売上高=解約返戻金・死亡保険金、費用=保険料 にあたります。
売上高も費用も為替レートの影響を受けるため、損益分岐点となる為替レートを把握しておくことが重要です。

損益分岐点となる為替レートの計算方法は以下の通りです。

損益分岐点となる為替レート= 投資時の円建元本 ÷ 満期時の外貨建て受取り金額


では、下記の条件の損益分岐点レートを計算してみましょう。
 

  • 種類:米ドル建終身保険
  • 円建元本:100万円
  • 投資時の為替レート:110円
  • 積立利率:3%

上記の条件を計算方法に当てはめると
  • 元本= 100万円÷110円(TTS)=9090.90ドル
  • 満期時の外貨建て受取り金額= 9090.90×103%=9363.62ドル
  • 損益分岐点レート:100万円÷9363.62ドル=106.79ドル

この場合、損益分岐点レートは106.79円となります。

上記の計算は概算的なものであり、実際には支払保険料の運用手数料(為替手数料・付加保険料)の差し引きを考慮した利率で計算した実質利回りを考慮する必要があります。

ここで実質利回りを計算していない理由は、運用手数料は保険会社ごとに異なる上、年単位で変動するため、正確な損益分岐点レートを計算することは非常に難しいためです。

また、満期金を円転して受取る場合には、別途、為替手数料が発生し、誰がどのように保険金を受取るかによって決まる税目が課税されます。

このように、為替の変動や税金等これら全てを考慮したタイミングを判断することは難しいという方もいらっしゃるでしょう。

そんな時は、賢く資産形成するためにもプロのファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。

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ドルスマートSで行う資産形成



上述した通り、ドルスマートSには、メリット、デメリット両方あります。

為替リスクがあり、抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、USドルは世界の基軸通貨であり、世界におけるUSドルの比率は約60%です。資産分散として、資産の一部を外貨建商品で保有していてもよいのではないでしょうか。

また、諸費用が保険料から差し引かれますが、利率は最低保証があるため運用の安全性も期待できます。かつ、万が一の保障にも備えることができます。

デメリットに関しては、長期で保有し、解約するタイミングを選ぶことでリスクを抑えることもできます。外貨建終身保険の契約を検討する際は、ご家庭の資産状況、ライフプランを踏まえた上で各保険会社の商品を比較し、ご家庭に一番合った商品を契約しましょう。

下記からは保険のプロであるFPにオンラインで気軽に無料相談をすることが出来ます。
まずは一度、相談されてみてはいかがでしょうか。

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